前進2打罰って? ゴルフ場のローカルルール
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ゴルフ場には、ローカルルールというのがある。
ローカルルールとは、そのゴルフ場内だけに適用されるルールのことだ。
野球場などにもローカルルールがあって、プレイ中にベンチや記者席にボールが飛び込んだり、金網にボールが挟まったりした場合に、どう判定するかが決まっている。
たいていの場合、プレイがそこで止まって、ランナーは1つ先の塁まで進塁するというやつだ。
天井があるドーム球場などでは、天井にボールが当たったり、天井にボールが挟まって落ちてこなくなった場合なども、2塁打にするかホームランにするかは、球場によって違う。
前進2打罰とは(プレーイング4)
日本のゴルフ場のローカルルールとして、「前進2打罰」というルールを使うコースがある。
前進2打罰は、プレーイング4とも呼ばれ、OBが頻発するホールに設定されている。
この前進2打罰って、いったい何なのか。
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通常、ティーグラウンドから打ったボールがOBになった場合、ティーグラウンドに戻って1打罰で打ち直しになる。
打数はティーショットで1打、一打罰で2打、そこから打ち直すので3打目となる(プレイング3)。
ところがコレをやると、非常に時間がかかってしまう。
まずOBなのかどうか、ボールを探すのだが、ボールを探していると5分くらいはすぐに経ってしまう。
そしてOBを確認した後に、ティーグラウンドまで戻って打ち直ししたら、さらに時間がかかる。
池ポチャの場合は、池の手前まで進んで一打罰で打つことができるため、先に進むことができるが、ティーショットからのOBの場合は、戻らねばならない。
2打目以降でOBになった場合は、OBになった付近まで前進できるが、1打目はなぜか戻らねばならない。
こうなると、後続のパーティを散々待たすことになりかねない。
なのでOBが頻発するコースには、コースの途中に特設ティーグラウンドを作って、そこまで前進して打ち直すローカルルールを使うフコースがある。
この場合はOBの1打罰に加えて、もう1打罰支払い、そこから打ち直すので、プレイング4(4打目)になる。
ロストボール探しに時間を掛けたり、ティーグラウンドまで戻って打ち直すと時間がかかるので、さっさとプレイを進行させるための、日本独特のローカルルールだ。
因みにコレは1打目にのみ適用される事が多く、ティーショットを打ち直した場合は適用されない場合も多い(謎ルール)。
2打目以降のOBは、前進して一打罰でドロップして打ち直せってことらしい。
またティーショットで池ポチャの場合も、前進してドロップゾーンからプレイング3(3打目)として打つというローカルルールを採用しているコースもある。